日本人は1人当たり3万円のロス!

日本人は1人当たり3万円のロス!


アメリカからかなり遅れましたが、2002年5月に日本学術会議が、睡眠障害や睡眠不足による日本社会への影響を公表しました。

これによると、経済的損失は1、5〜2兆円におよび、睡眠障害に対する国家的な対策が必要であるとしました。


さらに、2007年に日本大学医学部の内山真教授が、不眠と睡眠不足がもたらす日本経済の損失額を、詳しく試算しました。

この研究ではまず、ある企業の社員約3000人を対象としたアンケートの分析。

睡眠に問題がある人とない人に分けて、睡眠に問題があるとどのくらい作業効率が落ちるかを検討しました。

そこから、作業効率の低下による1人当たりの年間損失額は、男性で25万5600円、女性13万7000円もあることがわかりました。


次に、この損失額に、全国調査に基づく睡眠に問題を持つ人の割合と労働者人口を掛け合わせます。


そして、眠気による作業効率の低下での損失額は、3兆665億円に達すると計算しました。


また、睡眠に問題がある人が欠勤・遅刻・早退することによる損失は計1616億円、眠気が原因の交通事故による損失額が2413憶円と試算され、日本経済の損失額は合計3兆4694億円に達すると発表しました。

これは、日本人1人当たり、年間約3万円も失っていることになるのです!


この調査の考察として内山真教授は「競争社会の中で無理をしている人が多いが、不眠や寝不足による注意力の低下は、気力や努力ではカバーできず、生産性は落ちてしまう。できれば、いい睡眠を十分にとってほしい」と述べています。



青春新書
病気にならない睡眠コーチング
坪田 聡 著
P29〜31 より引用

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